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名刺入れって沢山種類がありますよね。
そんな数ある中の1つ
積み革を使った名刺入れの構造と過程を動画にしてみました!
こちらは当工房の初期の頃よりモデルも変わらず販売している名刺入れです。
何の変哲もないシンプルな名刺入れなんですか
革靴のコバのように、革の層を楽しめる
仕上げにしております。
昔からあるものですし、世界各国やってる方も多いので目新しい訳でも特殊なものでもありませんが。
一連の流れを見てみたいという方には役立つんじゃなでしょうか?どうでしょう??
今回、私のつくる積み革はほんの1例です。
細長く出た端切れ、案外ありませんか??
そんな革を使って作れる方法になります。
デメリットとしては3辺に重ねていきますので隙間が出来やすいです。
もっと精度を詰めたい場合は、コの字型にパーツを切り出すことをオススメします。
しかしそれだと端切れでは済まなくなるので
好きなように選択されてくださいね。
【積み革に使う革の注意点】
柔らかい革を使うと縫う時に間に挟んだ革が潰れてコバを仕上げる際に苦労する事になります。
断面を魅せる事が積み革の良さだとおもってます。
なるべく繊維の詰まった端切れ(革)を使いましょう。
特に初めての方はイタリアンレザーが最適
繊維は詰まっていてもイタリアンレザー独特のサクッと刃の通りが良いので分厚くなっても下まで貫通させやすくなります。
対照的に非常に大変なのが昭南サドルや栃木サドルなどのピット鞣しされたカチカチの革。
出来ることならカチカチのほうが断面はキッチり揃って鏡面仕上げには向きます。
でも、あまりにも硬いが故に
1cmの厚みを錐で貫通させようとおもうと、めちゃくちゃ硬く
錐が折れるか針が折れるか、リスクがでてきます。
慣れるまでは高級ツールは使わないようにした方が得策ですよ。
コバの仕上がりは勿論、
分厚ければ分厚いほど裏の縫い目がガタガタになりやすいので裏技として、
表からは通常の目打ち、
その後錐で表から貫通させるだけじゃなく、裏面からリバース目打ち(逆目打ち)も駆使してやれば縫い目のガタガタが解消されます。
これもリバース目打ちの設定があるメーカーの工具にかぎりますが…
このように、積みあげる時の革の形状、穴の開け方、使う革の種類、工夫しなければキッチリ完成しない物ではありますが
駒合わせ縫い同様
何気に色んな技術が詰まった積み革小物なのでチャレンジしてみる価値はありますよ!
皆さんも試してみて下さいませ。
【altopontem 革 アカウント】
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【altopontem マクラメ アカウント】
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《使用した革》
昭南サドルレザー
昭南多脂革
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